【レシピ付き】京都『陶然亭』の長芋豆腐の海苔あんかけ
口の中でとろける長芋豆腐と、香味豊かな海苔あんが抜群の相性。京都・北野白梅町『陶然亭』の渡邊雅寿さんが教えてくれたのは、淡麗辛口の冷酒がよく似合う滋味深い夏の冷菜。潔い仕立てゆえの汎用性の高さも魅力です。
文:川島美保 / 撮影:竹中稔彦
京都・北野白梅町の住宅街に潜む『陶然亭』店主の渡邊敏朗さんは、和食ひと筋45年を超えるベテラン。その熟練した技が光る安定した味わいと、大の魚好きならではの程よく独創的な魚料理は、幅広い年齢層にファンが多い。近年は10年前から共に厨房に立つ息子の雅寿さんの意見も柔軟に取り入れて、ますます個性に磨きをかけている最中だ。
涼を呼ぶ長芋豆腐
「先にご紹介した雷干しと同じく、長芋豆腐も当店の夏の定番。さっぱりした口あたりで胃腸が疲れ気味な方にもスルッと召しあがっていただけます」と、雅寿さん。
材料は長芋、カツオ昆布だし、粉ゼラチンと最低限のものだけ。仕上げにあんをかけることや汎用性を考慮して、下味は付けない。「例えば麺つゆとワサビを添えるだけでもいいですし、叩いたオクラをのせて醤油を回しかけるだけでも美味しいです」。冷蔵で3日は保存が利くそうだ。
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