【レシピ付き】子持ち鱧を米油でしっとり仕上げた初秋の2品+α
近海の鱧は産卵期を迎える晩夏、脂のりがぐっと弱くなります。曽根崎『小嘉津』の早川友博さんは、なんとこの脂を油で補う方法を考案。白焼きは1週間オイル漬けにし、鱧ざくは生の状態で油で一晩マリネしてから照り焼きに。どちらもクセのない米油を使うことで、子持ち鱧の持ち味を生かしています。「子(卵)はどうした?と言われそうだったので(笑)」、塩辛にして、こちらも米油でコクをプラス。おまけの一品として披露しました。
※大阪料理会 公式サイトhttps://osakaryourikai.com/
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早川友博さん(大阪・曽根崎|『小嘉津』店主)
1976年、岐阜県生まれ。ご本人曰く「超田舎育ち」。辻󠄀調理師専門学校を卒業後、大阪・北新地にて昭和27(1952)年に創業した『小嘉津』に入る。2011年、35歳で同店を引き継いで三代目となる。19年に現在の地に移転。華美に走らず、質実な日本料理の正道を行く、生真面目な職人。昔ながらの食材や古い料理にも関心が高い。
『小嘉津』早川友博さん作・鱧のオイル漬け&鱧ざく
8月下旬ごろから近海の鱧は卵を持つため、身の脂が抜けてしまいます。韓国産は産卵期が違うようで、この時季でも脂がのってますが、僕は淡路や徳島の鱧に強いこだわりがあって…。身に旨みはあるので、脂を何かで補えたらと考えたのが、米油に漬ける方法でした。
米油はクセがなく、サラっとしているので、しつこい味にならず、鱧の持ち味を損ないません。今日は、オイル漬けの方法を変えた子持ち鱧の料理を2品ご用意しました。
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