【レシピ付き】帆立貝と翡翠ナスに技ありの、表情豊かな煮物椀
京橋の『はしま』店主・山本 英(はなぶさ)さんは、秋らしい菊花をあしらった煮物椀を披露しました。主役は、柔らかい豆乳葛豆腐と、レアに網焼きした帆立貝。手で軽く潰すことで、歯ごたえを強調しています。会員の興味をさそったのは“揚げない”翡翠ナス。加熱前に塩水で揉むと、驚くほど色鮮やかに。たった5分のひと手間で、風味も食感も際立ちます。
※大阪料理会 公式サイトhttps://osakaryourikai.com/
文:中本由美子 / 撮影:福本 旭
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山本 英さん(大阪・京橋|『はしま』店主)
1977年、大阪市生まれ。中央大学英文学科を卒業後、22歳で父が営む『はしま』に入店。和食の基礎を学び、25歳で店長に。「コースの中でいろんなタイプの“美味しさ”を表現したい」と意欲を燃やし、京橋では希少な日本料理店として人気を獲得。大阪料理会では、探究心旺盛な40代として活躍が期待されている。
『はしま』山本 英さん作・帆立と豆乳葛豆腐の菊花椀
夏から立派な帆立貝が出てくるので、メインの椀種の一つにして、秋らしい菊花椀を仕立てようと思ったのですが…。いつもだったら2Lサイズ(60g超)を使うんですけど、まったく入荷がなくて…。かなり小さい帆立になってしまいました。
煮物椀なので様々な風味や食感を楽しんでもらおうと、豆乳で柔らかい葛豆腐を作り、干し椎茸の含め煮、翡翠ナスを添えて、天には間引き菜と菊花。彩りよく華やかに仕上げました。
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