大阪料理会

【レシピ付き】河内鴨と泉州玉ネギの“変わり鴨ネギ”

堺で『おおさかもん料理 鮨 守屋』を営む守屋栄一さんは、今回が初の発表。寿司屋のコースの一品として、肉料理を考案しました。屋号に“おおさかもん”と冠するだけあって、主素材に選んだのは、河内鴨と泉州の新玉ネギ。新鮮さが売りの河内鴨のロースは、レアに火入れし、芽ネギを巻いて。“固形の玉ネギスープ”をイメージした寄せ物、しっかりめの味付けのそぼろを合わせ、割りだしでまとめた、“鴨ネギ”のアレンジ版です。


※大阪料理会 公式サイトhttps://osakaryourikai.com/

文:中本由美子 / 撮影:福本 旭

目次

守屋栄一さん(堺・中百舌鳥|『おおさかもん料理 鮨 守屋』店主)

1983年、堺市生まれ。体育大を卒業後、サラリーマンを経て、26歳で寿司の世界へ。大阪府内の3店舗で計10年修業し、2020年に独立する。「大阪は美味しい食材の宝庫なので」と“おおさかもん料理”を謳う寿司店をオープン。マグロやウニ以外は寿司ダネも大阪産。唎酒師の資格も持ち、日本酒をペアリングで楽しませる。「和食は自己流なので、先輩方に学びたい」と、2024年から大阪料理会に参加。

『おおさかもん料理 鮨 守屋』守屋栄一さん作・河内鴨と新玉ねぎの取り合わせ

うちの寿司屋では、料理を6品ほどお出ししてから、にぎりへという流れでコースを提供しています。“おおさかもん料理”と謳っているので、大阪産の食材で料理を仕立てますが、お椀は必ず『ツムラ本店』の河内鴨を使います。

ちょうど泉州の新玉ネギが出てきたので、「鴨ネギ」のイメージで取り合わせ、今回はお椀ではない一品を作りました。河内鴨は、そぼろと芽ネギのロース巻に。新玉ネギは葛粉で寄せて豆腐にしています。柔らかいものばかりなので、食感に揚げ湯葉を添え、常温の割りだしをかけて仕上げています。

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