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【レシピ付き】ビリヤニの作り方 Vol.2仕上げ編

チキンビリヤニの予想を超える材料の多さに戸惑いながらも、下準備のレッスン完了。「ようやく炊き方の全容が分かるんですね!」と、テンションを上げる京都・東山の『ひがしやま 司』店主・宮下 司(つかさ)さんでしたが…。「ビリヤニ作りはここからが本番。まだまだ気が抜けませんよ」と、京都・寺町松原『SPICE GATE』店主の山縣 智(やまがた さとし)さん。想像以上に難易度の高い、ビリヤニの炊き方指南の始まりです。

文:川島美保 / 撮影:高見尊裕 
山縣 智(やまがた さとし)さん(『INDIA GATE』『SPICE GATE』店主)

1982年滋賀生まれ。ミュージシャンとして日本各地を回る中、ふと出合ったビリヤニの魅力にハマり、独学で腕を磨く。その後、京都・先斗町(ぽんとちょう)での間借り営業を経て、2020年7月に京都・四条烏丸にビリヤニ専門店『INDIA GATE』をオープン。日本人の舌に馴染む独特の食材選びや軽やかなスパイス使いで、瞬く間に人気店になる。22年5月に京都・寺町松原に2号店『SPICE GATE』をオープン。朝7時30分からカレーを提供するほか、50種以上のスパイス販売も行っている。

宮下 司さん(『ひがしやま 司』店主)

1985年三重生まれ。『祇園 丸山』『祇園さゝ木』など京都の名立たる日本料理店で計16年修業して和食の基本を学んだ後、2021年11月に独立。カニ身とセリの生春巻などエスニックテイストの料理を織り交ぜたり、フグの造りを太白ゴマ油と白ネギ、塩で食べさせたりするなど、シンプルながら心に残る”攻め“の料理を得意とする。

ビリヤニの炊き方は超繊細!

山縣 智(以下:山縣)
ここから炊き上げるまでの工程が、一番気が抜けないところ。側も離れられず、いまだに人任せにできない作業です。
宮下 司(以下:宮下)
そこまで! 僕が思っている以上に大変そうです。
山縣:
バスマティライスの茹で時間、炊き上げる際の火加減と時間、すべてに注意が必要です。しかも、今回作る2種のビリヤニはそれらすべてが違います。同時に作業するのは無理なので、ひとつずつ仕上げますね。
宮下:
まったく想像が付かないだけに、ますます楽しみです!

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