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【レシピ付き】ラーメン屋店主に習う、香味油のテクニック Vol.4かぶら蒸しそばの作り方編

1月16日に蕎麦割烹をオープンしたばかりの京都・東山『わしょく 宝来』店主の宝来剣太さん。昨年、変わり蕎麦のヒントにと、京都・千本七条『拳ラーメン』を訪ね、店主の山内裕嬉吾(ゆきみち)さんに香味油とその活用法を学びました。松茸が香る和え麺、鮮烈な昆布だしの冷製ラーメンに続き、最後に教えていただいたのは、贅沢でユニークな「かぶら蒸しそば」。スープに利かせた甘鯛だしの取り方に、ご注目を!

文:川島美保 / 撮影:高見尊裕 

目次

山内裕嬉吾さん(『拳ラーメン』店主)

1969年京都生まれ。割烹や寿司などの和食店で約20年修業した後に居酒屋経営を経て、2006年にラーメン店を開業。京都市中央市場からすぐという立地を生かした旬魚主役のラーメンで、瞬く間に人気店へと駆け上がる。無駄を削ぎ落とした羅臼昆布かけそばから、オマール海老の超濃厚スープを作った限定メニューまで、レパートリーは幅広く独創的。

宝来剣太さん(『わしょく 宝来』店主)

1983年京都生まれ。大学卒業後に料理の道に入り、祇園の和食店で10年ほど基礎を学び、2016年に独立。さば昆布巻きやれんこんまんじゅうなど定番の品のほか、牛すじコロッケやコーヒー豆ぷりんなどの洋のものも取り入れた気取らないメニューは常時40品ほど。どれも素材の持ち味を重視した端正な味わいで、界隈の食道楽な大人から強い支持を得ている。2024年1月16日『おそば 宝来』開店。

冬の京都の定番料理を麺料理に⁉

山内裕嬉吾(以下:山内)
では、最後の一品です。まだまだ寒い時季にピッタリのかぶら蒸しそばをお作りしますね。
宝来剣太(以下:宝来)
かぶら蒸しと言えば、冬の京都定番の一品。それが麺料理としてどう着地するのか楽しみです!
山内:
少しだけネタばらしをすると、ネーミングはかぶら蒸しですが、蒸しません(笑)。でも、食べたら確実にかぶら蒸しらしさのある仕上がりになっています。
宝来:
蒸さないかぶら蒸し。山内さんらしい仕立てですね(笑)。

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