うつわ×食ジャーナル

和食にも合う、イメージ一新の北欧うつわさんぽ

名窯の高級洋食器とハイデザインのテーブルウエアで知られる北欧で、今、和食と和のうつわブームが起きています。それと並行するように、現代の北欧のうつわ作家たちは、自然と暮らしに寄り添うシックでナチュラルなテイストを目指すように。和食との相性もいい、北欧のうつわの今をご案内します。

撮影・文:沢田眉香子

食のイノベーションと共に変化する、北欧のうつわ

6月初旬にスウェーデン、デンマーク、フィンランドを訪問した。

北欧は「GUSTAVSBERG(グズタフスベリ)」「Royal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)」「ARABIA(アラビア)」と名窯が名を連ねる、うつわ好きの聖地。フィンランド「Marimekko(マリメッコ)」のカラフルなテーブルウエアも、根強い人気がある。

とはいえ、こうした「ザ・北欧」のうつわは「日本の食卓には、ちょっとナ」と思っている人も多いだろう。しかし、現地を訪れて発見したのは、ギャラリーで扱われているうつわが、かつてのイメージとは違う、和食を盛り付けたくなるようなシックな作品の多さだった。

このトレンドには、北欧での和食ブームも少なからず影響している。
今、おしゃれな食事処といえば“SUSHI BAR”なのだが、面白いのは、グレーか黒のワンプレートに、寿司を絵のように盛り付けるのが定番のプレゼンテーションとなっていること。デンマーク『noma』のような、イノベーティブレストランの影響もあると見た。

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北欧のSUSHI BARは、グレーのインテリア、モノトーンのプレートがお約束。デンマーク・コペンハーゲンにて。

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