涼しくてあたたかい、伴 哲生(ばん てつお)さんの新感覚の錫(すず)のうつわ
夏、食卓に涼感を与えるうつわの定番といえば、ガラスや金属。錫は加工がしやすく、入れた水やお酒などを浄化させるとも言われて、昔から酒器などに用いられてきました。割れず、錆びず、扱いやすい。そんな錫のうつわの新しい表現を展開する作家、伴 哲生さんをご紹介します。
撮影・文:沢田眉香子
金属釉のやきもののような、柔らかなテクスチャー
この湯呑み。一見すると金属釉を施した手捻(てびね)りのやきものに見える。しかし、手にすると軽く、ザラザラとあたたかい手触り。口をつけると薄く、ヒヤッと硬質な触感で、はじめてこれが金属だと分かる。第一印象のサプライズが楽しい、伴 哲生さんの錫の作品だ。
縁に磨きが施されていて、覆輪のようなポイントに。
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