日本料理のことば

小倉【おぐら】─レシピ付き

小倉は小豆を表す言葉で、お菓子の小倉餡、小倉羹(かん)などに倣(なら)ったといわれます。料理においては、小豆だけでなく、同じマメ科ササゲ属の豇豆(ササゲ)を加えた煮物を「小倉煮」と称するのが一般的。タコやトコブシなど、歯ごたえのある材料と一緒に煮たり、でんぷん質同士の相性の良さからカボチャや芋類と合わせたりします。雅で美しい響きの言葉ですが、そもそも、なぜ小豆=小倉なのでしょう? その謎を解くために、今回は和歌の世界へご案内します。

文:「辻󠄀静雄料理教育研究所」今村 友美 / 料理制作:「辻調理師専門学校」小川 健
撮影:東谷 幸一 / 協力:辻󠄀調理師専門学校
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