東京『赤坂 おぎ乃』荻野聡士さんに聞く【5問5答】
京都『𠮷兆 嵐山本店』、東京『銀座 小十』に勤め、『銀座 奥田』で店長の大役を2年間全うし、2020年に『赤坂 おぎ乃』を開店した荻野聡士さん。日本を代表する和食店で修業した荻野さんに、注目している料理人や今、力を入れて取り組んでいることなどを伺いました。
文:瀬川 慧 / 撮影:公文美和
お気に入りの食材は何ですか?
上は今年仕込んだカラスミ、下は1年寝かせて熟成させたもの。
筍の飯蒸しのレシピでも登場した自家製のカラスミです。そのまま珍味として出すのではなく、たとえば刺身を巻いたり、ホワイトアスパラガスと合わせたり、料理の香りや塩味として使うのが気に入っています。そのため、カラスミは半生風に柔らかめに仕立てて、冷蔵庫で1年寝かせています。そうすると全体にしっとりなじんで熟成香が生まれ、ねっとり感も出てきます。ここまでくると発酵食品のような感じで、料理にとても合わせやすいんです。
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